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長野摂食嚥下リハビリテーション研究会について

2008年に県内の摂食嚥下リハビリテーションに関わる多職種により創設された研究会です。
摂食嚥下リハビリテーションにおいては地域の病院や施設の連携が不可欠であり、県内四信、それぞれにおけるネット―ワーク作りのために各地区に世話人をおき、最終的には長野県内の摂食機能障害に苦しむ方々を支えるシステム構築を推進しています。
主な活動としては、中途障害や加齢による嚥下障害に対する摂食機能療法の重要性を県内に啓蒙することを目的に毎年、全国から専門家を招待して講演会を開催しています。(研究会過去活動一覧はこちら
コロナ禍ではWEB開催をしております。また、地域の「リハビリテーション力」の強化を目指し、県内各地で実習を中心とした分科会も実施しております。

2023年度 長野摂食嚥下リハビリテーション研究会北信分科会のご報告

コロナの感染拡大を受け、2020年より延期しておりました長野摂食嚥下リハビリテーション研究会分科会を、2023年7月23日(日)に対面形式で開催いたしました。
今回の北信分科会のテーマは「食事支援を見直そう」ということで、北信地区の介護施設で実際に食事介助に携わる介護職員を対象に参加を集いました。

午前中は摂食嚥下の5期モデルに沿って北信地区の世話人が講師を務め、実演も交えて講義を行ないました。昼食時には協賛企業の(株)大塚製薬工場、日清オイリオグループ株式会社が製品紹介等を行ない、会場内に2社の製品展示を設け参加者に大変好評でした。

午後からは参加者を5~6人のグループに分け、症例検討をグループワークで行いました。
食事に困難を伴う症例(85才女性 要介護5)について検討し、問題点、改善策などを検討していただきました。「違う施設の職員と話し合う機会は新鮮だった」という感想や、理学療法士による実演に対して「明日から利用者の姿勢に注視して対応したい」という前向きなご意見もいただけました。

同じ症例を検討しても各グループで注目する問題点が違い、また解決策も多様で、私たち世話人も多くの学びを得る1日になりました。

2021年の活動

今年は7月31日に「話して学ぼう!コロナ禍だからこそ気を付ける摂食嚥下障害」をテーマとしてWEB開催でした。諏訪赤十字病院リハビリテーション科 巨島文子の講演「コロナ禍の摂食嚥下障害 対応の実際とこれから」及びグループでの討論(WEB)を行いました。

きたる12月4日には日本大学歯学部摂食機能療法学講座教授 植田耕一郎先生をお招きして研究会を開催します。「命のワンスプーン その心と技」の演題名でご講演いただき、症例検討会を予定しております。COVIT-19対策のため、WEBでの参加となります。申し込み方法などはポスターをご参照下さい。

代表世話人 諏訪赤十字病院 リハビリテーション科 巨島文子

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